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主な登場人物
・黒原 薫  :主人公 28歳 OL
・紺野 理沙子:白百合会主催 37歳 
・熊谷 陽子 :白百合会メンバー 33歳
・金森 志津子:白百合会メンバー 44歳
・田中 純  :白百合会メンバー 29歳

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5月○日 金曜日
薫は会社を休んだ。
会社に行っても、仕事は手に付かないだろう
いつもよりも早く目が覚め、ゆっくりとお風呂に入った
身体は、午後に訪れる非現実世界を期待するかのように火照っていた
乳首は触れてもいないのに、硬く尖がり上を向いている
花芯もタオルが触れるだけで、敏感に反応する
恥毛を丁寧に整えた・・・全て剃るか悩んだが・・・

10時に身支度を整え、家を出た
いつも見慣れた風景さえも、真新しく見える
普段は憂鬱に感じる雨でも、まるで歓迎されてるかのように思った

マンションKONNOは、家から電車で30分程で、主要駅で1回乗り換えるだけの距離
主要駅で電車を降り、デパ地下で持ち寄り用の食材を買い込んだ
初めての参加で、何が必要か分らなかったが、気が高揚して色々と買い込んだ
サラダ・・・チキン・・・ワイン・・・デザート
『会費も安いし、この位なら懐は痛まないわ』
買い物を終えて、時計に目をやると針は11時半を指していた
近くのカフェに入り、コーヒーとサンドウィッチを注文した
『どんな世界なのかしら・・・』
『皆さん、私を受け入れてくれるかしら・・・』
『どんな方が来るのかしら・・・』
あと数時間で訪れる世界に、頬を赤らめ、鼓動を早め、身体を火照らせ、考えを巡らせた。

時計が12時を少し回った頃
少し早き気がしたが、全く土地勘の無い場所なので、
薫は席を立ち、マンションKONNDOに向かう電車に乗り込んだ
車内の路線図で5駅先の○×駅
電車内でも『あの人も参加するのかしら?』『この人は?』
など勝手な想像をし、妄想の世界に浸った。
15分もしない内に、目的駅に着いた。

雨は本降りになり、駅前も閑散としていた
駅を中心に放射線状に広がる道
『どの道を進めば、マンションに着くのだろう・・・?』
駅前の地図を見ても、土地勘が無い為に、イマイチ分らない
その時、後から聞き覚えのある声が聞こえた
「薫さんよね?」
志津子の声だ。大きな鞄を持ち、こちらに微笑を向けていた
「・・・はい。志津子さんですよね?」
「場所知らないわよね?私と一緒に行きません?」
薫は、志津子の申し出に素直に従い、一緒にマンションへと向かった
志津子は、44歳と言う年齢を感じさせるふくよかな体型で、大らかな性格で包容力を感じるタイプ
マンションへ向かう途中も会話が途切れる事無く、薫の昂ぶった感情が良い様に抑えられた。

マンションに着くと、そこには高級マンションの風格があった
エントランスの入り口には重厚なドア
オートロックの為、志津子はインターホーンで801を押した
暫くすると、理沙子の応対する声が聞こえ、重厚なドアは電子音と共に開いた
エントランスには、大きなソファー、綺麗に飾られた生け花、壁には絵画が掛けられている
薫はキョロキョロと周りを見回しながら、志津子の後を追った
エレベーターが3基あり、その一番奥が7−8階専用と書かれていた
『うちのマンションとは全然違う・・・』
呆気に取られる表情を浮かべている薫に、志津子は
「凄いでしょー。紺野さんのマンション、中はもっと凄いのよー」
「・・・」
薫は、言葉を発せ無かった。
ポーンっとエレベターが8階に止まった
扉が開くと、真っ赤な絨毯が敷かれた長い廊下が伸びている
その先に、マンションとは思えない豪華な雰囲気を醸し出す扉がそびえ立っている
扉の上には、カメラが備え付けられている

志津子はインターホンのボタンを押すと、頭上のカメラが2人に焦点を合わせ止まった
「カチャ」
また電子音と共に鍵が開いたのが分った
取っ手を引き、いよいよ非現実世界の扉が開かれた・・・

3畳くらいありそうな大理石の玄関
ここにもエントランスと同じ様に綺麗な生け花
靴が数足綺麗に並べられている
志津子が即すように、スリッパを用意してくれた
薫は靴を脱ぎ、大邸宅への一歩を踏み入れた
長い廊下、いくつものドア、中からは賑やかな声が聞こえる
志津子の案内で、その内の1つの部屋のドアを開ける
そこには、3人の女性が談笑を楽しんでいた
その内の2人は理沙子と陽子であった

薫達に気が付いた理沙子は、手招きをし談笑の輪に呼び込んだ
陽子が「久し振りね、元気にしてた?会えて嬉しいわ」と話し掛けてきた
薫は頷き返答をした
理沙子がグラスを置き、咳払いをした
「今回のメンバーは、この5人です。大いに楽しみましょうね」
拍手が鳴った、理沙子は続け
「新メンバーの薫さん、年齢は28歳で今回の最年少さんよ、皆取り合わないようにね」
皆クスクスと笑い出した
初めて会う小柄で可愛い感じの女性が
「初めまして薫さん。私は田中 純 29歳です。よろしくね」
薫も自己紹介をした

持ち寄った食材を大きなダイニングテーブルに出し始めた
高級店の料理・・・高価なお酒・・・
薫は、自分の持ってきた物に、少し恥ずかしくなった
陽子が隣に来て耳元で
「良いのよ気にしないで、食べたい物を持ってくれば。無理すると続かなくなっちゃうから」
そう言って、紙袋からタッパーを取り出しテーブルに出した
周りからは
「陽子さんの手作り料理だ」
「陽子の料理本当に美味しいもんね」
「いいなー料理できるの」
など歓声が起きた。陽子は少し照れながら、タッパーを皿へ移した
薫もデパートの紙袋から、買った物を出した
「あー○○のサラダだ。私食べたかったのー」
「ここのチキン並ばないと買えないんですよー」
など、皆喜んでくれて、薫はホッとした
その顔を見て陽子も微笑んだ。

立食式の食事は、代わる代わる薫の隣に人が来ては楽しい会話をした
理沙子・陽子・志津子・純
皆、優しく薫の入会を歓迎してくれた
その空間に、理沙子に見せられたファイルのような影は感じられなかった

宴は2時間程続いた
皆お酒を飲み、大いに食事と会話を楽しんだ
理沙子が腕時計に目をやり、志津子に耳打ちをした
志津子は、1つの扉を開け中へと姿を消す
暫くして、理沙子も同じ扉へ姿を消した
部屋の電気が消え、カーテンが自動的に閉まっていった
部屋が完全に真っ暗になると、間接照明の優しい光が部屋を包んみ、JAZZの音楽が流れ出した

それを合図に、残った2人陽子と純は、扉の方へ
薫は、何が起こるか分らずに2人の後を追って扉の方へ向かった

取っ手に手を掛け、扉を開くとそこには・・・
薫の求めていた非現実世界の光景が現実として現れた



つづく


テーマ : 短編小説 - ジャンル : 小説・文学

主な登場人物
・黒原 薫  :主人公 28歳 OL
・紺野 理沙子:白百合会主催 37歳 
・熊谷 陽子 :白百合会メンバー 33歳
・金森 志津子:白百合会メンバー 44歳
・田中 純  :白百合会メンバー 29歳

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絶頂を迎えた志津子は、床にグッタリと倒れ込んでいる。
理沙子と陽子は、志津子の両脇を抱え部屋の隅にある檻へ入れた。
薫は、純に抱えられる様に立ち上がり、導かれるまま純の後を追った
志津子が檻の中で、まだ余韻に浸っている
純は、薫を十字架の前に立つ様に笑顔で即す
薫は、言葉を発せずに純に従うように、十字架の前に歩み寄った

純は、薫の足元にしゃがみ込み、足を50cm位開かせ、その状態で両足首と十字架を拘束具で繋ぎとめた
理沙子と陽子は、薫の目の前に立ち厭らしいキスを交わす
クチュクチュと音を立て・・・互いの舌が行き来する・・・
2人の視線は、ずっと薫の目を見続けている・・・
内腿に優しい感触が・・・純は舌を出し、内股を膝から上へと舐めだした
「あぁぁ・・・」
「こんなにイッパイ蜜垂らして、厭らしい子ね」
理沙子と陽子はキスを止め、右の乳首は理沙子が口に含み、左の乳首は陽子が舌先で転がす
「チュッパチュッパ」厭らしい音が3方向から聞こえてくる・・・
「あぁぁ・・・いい・・・」
「喜んじゃって、恥ずかしい子ね」
「こんなに乳首尖らせて」
「ああああ・・・」
下品な言葉を耳にするだけで、薫の身体は更に反応をした
2人が乳首を吸い上げる度に、身体が上へと逃げようとする
「ダメよ動いちゃ」
「もしかして、薫これ欲しいんじゃない?」
その言葉が耳に届くと、両手を開かされ、足と同様に拘束された・・・

理沙子と陽子は、またキスをし始めた、今回は薫の顔の前で・・・
「欲しいでしょ?」
「・・・うん」
「うふふ。素直な子。」
3人でキスを交わす・・・どれが誰の舌なのかさえ分らない卑猥なキス
2本の舌が入ってきたり・・・2人に下唇を吸われたり・・・
今までに経験した事の無いキス・・・
次の瞬間、薫の身体は上へ飛び上がった
モーター音が耳に入るが、キスをしているので下が見えない・・・
何かが押し当てられ、凄い勢いで薫のTバックで覆われた割れ目を責める
「ううう・・・ぐぅぅぅ」
言葉にならない・・・音が口から漏れる・・・
しかし、理沙子と陽子との3人のキスは、何事も無いように続けられる
「ぐぅぅぅぅ・・・ああああ」
「良いのよ、喘ぎなさい」
「うふふ。可愛い泣き声ね、素敵よ」
「あぁぁぁ・・・ダメ・・・」
モーター音は、Tバックの中の花芯を容赦無く責め立てた・・・
その度に、薫の身体は逃れようと左右に動く・・・
「ダメダメ・・・逝っちゃう」
「良いわよ、何回も逝かせて上げるから」
「ウグウグ・・・ああぁぁ・・・」
「薫は電気マッサージ器始めてたのね、それにしても良い顔ね」
純は、電気マッサージ器を上下に動かし、割れ目全体を責める
花芯は見えないはずなのに、的確にその場所に当てる
「あぁぁ・・・逝っちゃう逝っちゃう」
「逝きなさい、皆で見ててあげるから」
理沙子はまた乳首を吸い上げ、陽子は口を塞ぐようにキスを続けた
「あああ・・ダメ・・・漏れちゃう・・・」
「何でも漏らして良いのよ、みんなお漏らししてるんだから」
「うふふ、漏らしながら逝っちゃいなさい」
純が、マッサージ器を強く花芯に押し当てる、モーター音が篭った音に変わり
「ああああ・・・逝く・・・漏れちゃう・・・!!」
薫の全身に電流が走った瞬間、足元から純の笑い声が
「あはは、お漏らししちゃったわね」
「うふふ、いっぱい出しちゃって」
「下着のまま出しちゃったのね」
意識が朦朧とし、下半身の感覚は殆ど無かった、手錠で支えられて何とか立ってるだけだった
「あ・・あ・・はぁはぁ・・・」
息を整えてると、純がキスをしてきた
「良かった?可愛かったわよ薫の逝く時お顔」
「はぁはぁ・・・」
「キスちょうだい」
薫が顔を近付けようとした時、またマッサージ器を割れ目に強く押し当てられた
「ぐぁぁぁ・・・ダメ・・・」
「キスしてよ」
「あぁぁぁ・・・ダメダメ・・・壊れちゃうわ」
「壊れちゃいなさい」
「何度も逝かせて上げるって言ったじゃない」
「ああああぁぁぁ」
足元から、理沙子の上擦った声が
「あら、こんなに出て来たわ」
「ほら、もっともっと出すの、全部出しちゃいなさい」
「あああぁぁ・・・また逝っちゃう・・・逝く」
「凄いわーこんなにお漏らしする子初めて」
「ダメダメ・・・出ちゃう・・・逝っちゃう」
今度は、自分の足に大量に漏れた物を感じた
それと同時に、意識が遠くなった・・・
遠くの方で、誰かの声が聞こえた
「あーあ、白目剥いちゃった」
「しばらくベッドで、休ませる?」
「もう一回逝かせちゃおうか?あはは」

薫は、深い闇へと堕ちて行った

つづく

テーマ : 短編小説 - ジャンル : 小説・文学

主な登場人物
・黒原 薫  :主人公 28歳 OL
・紺野 理沙子:白百合会主催 37歳 
・熊谷 陽子 :白百合会メンバー 33歳
・金森 志津子:白百合会メンバー 44歳
・田中 純  :白百合会メンバー 29歳

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「理彩子…もっともっと…」
「志津子…ここでしょ」
「あぁぁぁ…そこ…そこよ」

遠くに卑猥な会話を聞きながら、薫はゆっくりと目を開けた…。
夢と現実の境を行ったり来たりしながら、まるで休日の朝の目覚めのように…。
ベッドの軋む音が聞こえ、何人もの喘ぎ声、卑猥な愛液の音…。
薫は目を大きく見開き焦点を合わせた、
しかし、そこには大きな窓があるだけ…
首だけを動かし反対方向に目を向けると、非現実世界が広がっていた…。

ベッドの上で、理彩子がペニスバンドを装着し志津子を正常位で責め、
志津子の豊満に乳房は横に垂れ下がり、理彩子の動きと同調し上下に動いている。
その横で、陽子が細いバイブで四つん這いの純の菊穴を犯している…。
純は口から涎を垂らしながら、卑猥な言葉を連呼している。

薫は見開いた目を硬く閉じ、また開いた。
さっきより、鮮明に非現実世界を映し出した。
ゆっくりと身体を起こし、隣のベッドへ移り、サイドボードの上の電気マッサージ器を手にしスイッチを入れる
激しく振動する物を陽子の割れ目に押し当てた…陽子は背筋を伸ばし大きな喘ぎ声を轟かせた。
これを待ってたかのように、自ら押し当てながら…。
薫は、陽子の肩に顔を近付け、肩にキスをした。
陽子のショートパンツの脇から愛液が垂れ流れて出した…。
薫は花芯の場所を予想し、その場所でマッサージ器を固定した。
陽子の身体は、反り返り喘ぎ声が更に大きくなる
「薫素敵…貴方も同じ世界の人間ね…あぁぁ…素敵よ…そこ…」
薫は指摘された場所で、細かく上下左右にマッサージ器を動かした。
純はお尻の穴にバイブを挿したまま、四つん這いのまま陽子の隣に位置を打ちした…。
薫は挿したままのバイブを左手に持ち、激しく出し入れする。

純はお尻をクネクネし、おねだりするように…菊穴から茶色っぽい液を垂らしながら…。
薫は、それさえも愛しく、可愛らしく思った。
左手に飛び散る茶色の液…右手には陽子の愛液を感じなから、2人のよがる姿を楽しむ様に、見下ろしている。
傍らからは、理彩子のせせ笑う声が耳に入ってきた。
「上手よ薫。貴女両方の才能あるみたいね、うふふ」
陽子は体を痙攣させ、ショートパンツの脇から蜜を吐き出しながら、その場に倒れこんで動かなくなった。
純は更におねだりする様に、お尻をクネクネさせ喘いでいる
ベッド軋む音で、隣に目をやると志津子が白目を剥き、口をパクパクさせ絶頂の余韻に浸っている
理沙子が、純の正面に回り今まで志津子の蜜壺に入っていた、ペニスバンドを咥えさせていた。
薫は、円を描くようにバイブを大きく回すと、純の菊穴から屈辱的なな音が何度も漏れ、それに合わせ純の声も激しさを増す
「ブリッ・・・ブリッ・・・」
「あぁぁ逝っちゃう、お尻で逝かされちゃう」
薫は無言のまま、純の菊穴を責め続けた・・・
屈辱的な音は増し、愛液の様な液体が大量に薫の手に撒き散らされ、
純は大きな奇声を発し、理沙子の足元に倒れこんだ。

理沙子は、厭らしい目付きを薫に向けながら隣のベッドに移った
薫も目を見詰めながら、理沙子の元に近寄る
勝者へのご褒美のキスをくれるかのように、優しく厭らしい大人の口付け
充血しきった乳首への優しい愛撫
ここへ来て初めて解放される蜜壺…花芯…
理沙子の優しい舌が、丁寧に蜜壺を綺麗にする
大人の女の愛撫…強引ではない…愛情がある愛撫…
2人は互いの足を絡めるように、逆方向を向き蜜壺を合わせた
キスでお互いの唾液が交換されるように…
理沙子と薫の蜜壺は、互いの蜜を交換するように、吐き出しては飲み込む
「あっ…あぁぁ」
お互いの花芯が触れると、今までに感じた事の無い優しく暖かい電流が全身に走る
「いぃ…理沙子さん…いいわ」
「逝っちゃいそうな声ね、私も逝きそうよ、薫のクリトリスで逝かせて」
薫は腰を突き上げるようにし、花芯を理沙子に押し付けた
クチュクチュと厭らしい音が、密着した太腿の奥から聞こえ
2人は同時に、体を後へ反らす
「ああああ・・・」
「いい・・・」
お互いの蜜を掛け合いながら、2人は絶頂を迎えた

どの位の時間が経ったのだろう…
まだ、理沙子の温もりをしっかり感じる
静かな時間が流れ、誰かの寝息も聞こえる
まだ、余韻が残る体を起こし周りを見回すと
足元に理沙子が、隣のベッドには、志津子・陽子・純が可愛い寝息を立て寝ている

薫はボーと天井を眺め、非現実世界の余韻を楽しんだ
まだ残る温もりと匂いに意識を集中させ

足元で理沙子が動き出し、薫の方へ向きを換え、腕枕をしてくれる
「どう?楽しめた?」
「…はい。とっても」
「良かったわ、もちろん今後も参加してくれるんでしょ?」
「はい…私は皆さんに…」
「もちろん感激だわ」
薫は安堵の表情を浮かべ、理沙子の腕に顔を埋めた
頭を優しく撫でられ、至福の時間、日常では味わえない充実感

深い呼吸をしながら、また目を閉じ理沙子の温もりに酔いしれた。

テーマ : 短編小説 - ジャンル : 小説・文学

主な登場人物
・黒原 薫  :主人公 28歳 OL
・紺野 理沙子:白百合会主催 37歳 
・熊谷 陽子 :白百合会メンバー 33歳
・金森 志津子:白百合会メンバー 44歳
・田中 純  :白百合会メンバー 29歳

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あの非現実世界から数日…。

薫は、またストレス社会の現実世界へ引き戻されてた…。頭の中では、非現実世界への逃避をしている。
『早く次回開催の連絡こないかな…?』そればかりが気になってしまう。

あの快楽から数週間後、薫の携帯メールに【白百合会】の文字が現れた。
薫の身体は、それだけで熱くなる。
メールを開くと
「お久し振りです。理彩子です。
来る5月○日に白百合会・お泊まり企画を開催致します。
詳細は下記に記載します。
一泊二日の企画ですので、皆様のご参加をお待ちしております。
日時:5月○日(金曜日)〜×日(土曜日)
場所:マンションKONNO 801号(東京都○○区○○1−2−3)
費用:……円


開催日1週間前までにご連絡下さい。」

薫は、直ぐに理彩子へ参加の意思をメールした。

薫は、自分に証を残そうか悩み始めた…。
白百合会の証…
自分の身体に残す証…。
『泊まり…前回より時間が長い…、前回以上の世界がある…』

薫は、その事を思い浮かべながら、何度も自慰をした…
想像と妄想を繰り広げながら…。
理彩子…陽子…志津子…純…まだ見ぬメンバー…と次々に愛を交わす事を考えながら…
自分の身体を慰めた。

いよいよ当日…、薫は仕事がどうしても抜け出せなかったので、仕方無く遅れて参加した。
前回行ったので、場所は分かる。
開催予定時刻より、かなり遅れたので、持ち寄りの食材はデザートを買い、理彩子のマンションへと向かう。
薫の証は、陰毛を剃り落とす事…。昨晩、丁寧に手入れをし、幼女の様な割れ目になっている。
恥ずかしいけれど、どうしても『証』が欲しかった。
あの世界が夢では無く、現実である事と言う証を…。
トイレへ行く度に、恥ずかしさと、身体の火照りを感じる…
白百合会に参加する自分の証。

薫は、心の昂りを抑えながら、エントランスで理彩子の部屋番号を押した。
理彩子の上擦った声が、インターホンから響き、エントランスのドアが開いた。
そして最上階へと足を踏み入れ、監視カメラに目をやると、あの部屋のドアが薫を招き入れた。
ドアを開けると、卑猥な声が奥から聞こえる…。前回よりも多くの声…。
そして、あの扉を開けると…、人では無い…理性を無くし『雌』が、霰も無い姿で愛を求め逢い、欲望だけを求めていた。
薫は、産まれた姿になり、扉の向こうの欲望世界へ…。

数週間に1度の世界、普段の生活を忘れられる時間
本当の自分…在るべき姿…外では見せられない雌の姿

扉の向こうでは、時にはボンテージに身を包み『支配者』を演じ
また時には、逸し纏わぬ姿で首輪を着け『奴隷』『ペット』を演じる

白百合会との出会いから1年…
薫は、またあの扉を開き、向こう側へと足を踏み入れる



テーマ : 短編小説 - ジャンル : 小説・文学

薫の家に向かう途中、コンビニでお菓子やお酒を買い
里枝は「今日は楽しむぞ!」っと楽しそうに話した

薫の部屋へ、里枝を招きいれ
昔撮った写真のファイルを肩を並べながら見入った
人の温もり・・・人との会話・・・
久し振りに味わう優しい時間・・・
「これ良いねー」
「こういうの好き」
「あっ!可愛い」
「綺麗だねー」

薫が撮った里枝の写真も見せると、里枝は恥ずかしそうにはしゃいだ
写真と同じ笑顔で・・・
「あはは。なんだーこの顔」
「へんな顔」
「これはダメでしょー」
ページを捲るにつれ、写真の笑顔は悲しい表情へ・・・
それと同時に、里枝の表情も悲しくなる
薫は、言葉を発せ無かった・・・ただ隣に居るだけ・・・
里枝の肩が、震えてるのを感じる・・・
それでも言葉は出なかった・・・
ただ、優しく震える肩に腕を回し、そっと身体を寄り添った

里枝は堰を切ったかのように、
悲しい顔になる理由
鞄に入ってた2本のぬるい缶コーヒーの事
公園で1人涙を堪えてた事
を話し始めた。涙をポロポロ溢しながら・・・泣きじゃくりながら・・・

里枝には、付き合ってる彼氏がいる
彼氏と言っても、相手は既婚者で会える日は限られてる
今日も公園で待ち合わせした
彼の好きな缶コーヒーを買い
何時間待っても彼は来なかった
こんな事は、多いみたいで奥さんや子供を優先され、デートをキャンセルされる
何度も、別れ様と思っても、いざ逢うと好きな気持ちが、別れを切り出させない
今日来なかったら、終わりにしようと決めていた・・・

薫は、何も言わずに肩を抱いたまま、聞いていた
目に涙をイッパイ溜めながら・・・でも、泣かないように我慢した

話を終えると、暫く沈黙が続く
公園の時とは違い、苦しくなかった・・・
腕の中に温もりを感じていたから。

また突然里枝が、
「飲もう!」
っと提案した。まだお昼過ぎなのに・・・
2人は時計を見て、クスクス笑い出した。
「休みなんだから気にしない!」
「飲むぞーー!」
真っ赤な目で・・・素敵な笑顔を振りまきながら

「薫、答えたくなかったら答えないで良いよ」
「・・・何?」
「薫って、笑顔あんまり見せないね・・・何かあった?」
薫は、顔の傷の事を聞かれると思ったので、意表を着かれビックリした。
気を遣われてると思い、少しだけ・・・寂しくもなった
「・・・うん。最近人間不信で・・・笑えなくなったかな」
「そうなんだー。笑うって元気になる特効薬だよ。笑えないと、なかなか治らないよ・・・」
「・・・うん」
「無理しなくて良いけど、泣きたい時は泣いて、笑いたい時は笑いな私みたいに!」
「うん」
「心の傷が一番厄介だからね」
その言葉が、薫の心の傷を優しく撫でてくれた。
少しだけ・・・心が元気になった。

「里枝・・・顔の傷ね彼の暴力なんだ・・・」
自分で言ってビックリした!今まで聞かれても答えなかったのに、自分から告白した
「身体にもいっぱい痣があるし・・・」
「浮気され、問い詰めたら暴力振るわれ・・・怖かった・・・」
「殴られながら、SEXされて・・・」
里枝と同じ様に、心の中の暗い部分から、仕舞い込んだ言葉が吐き出された
涙と一緒に・・・一気に止め処なく・・・
薫は身体を震わせながら、手で顔を覆った・・・
里枝は無言で優しく薫の髪を撫でた・・・何度も何度も優しい手付きで

段々心が暖かくなってきた・・・
涙が止まり・・・顔を上げると、里枝の素敵な笑顔があった
目を見詰めあい・・・
里枝の笑顔は、もっともっと素敵な、引き込まれるような笑顔に
薫もつられて笑った・・・声を出して笑った
久し振りに心の底から笑った
「薫はその方が可愛いよ」
「あはは」

里枝は、机にあるカメラを手にし薫に向けた
「もっと笑って!!」
「イヤだよーこんな目腫れてるもん・・・」
「良いの良いの」
何枚も何枚も撮った。
「笑顔で居ようね・・・お互いに」
「うん」
「辛かったら、また公園でね」
「うん」
また涙が溢れた・・・ファインダーを覗いてる里枝の肩も震えてた
「ほらー笑って」
「あはは・・・泣いてるのか笑ってるのか分んないよ・・・」
「素敵だよ薫の笑顔」

カメラのフィルムが巻き戻る音がすると
里枝はカメラを机に戻し、薫に近付き、優しく顔の傷にキスした
「これで早く治るよ」
「・・・うん」
力強く抱きしめられ・・・
「心の傷も治るよ」
「・・・うん」
「ありがとうね・・・1日付き合ってくれて」
「ううん・・・」
そっと腕を緩めて、唇に優しいキスをくれた


その後、何回公園へ行っても、保育園児が居ても、里枝の姿はなかった
薫も公園に足を運ぶ回数が減り・・・殆ど行かなくなった。
心に傷が出来、一人で解決出来ない時は・・・
また現れてくれると信じて・・・
あの素敵な笑顔で・・・
あの素敵なキスをくれると・・・



テーマ : 短編小説 - ジャンル : 小説・文学

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